エンジニア

エンジニアの家族がうつになって回復、復職した話

engineer-brother-depressed
対象者

本記事はエンジニア、うつ病患者とその家族、仕事がしんどい人」を対象にしています。

キヨシ
キヨシ
フォッフォッフォッ、キヨシ(@kiyothink12)じゃ^^ 今日はうつ病になった兄弟(職業:エンジニア)の話をしようかの
ケイタ
ケイタ
あれ?キヨシさんの兄弟の方もエンジニアなんですか?
キヨシ
キヨシ
うむ、そうじゃ。兄はインフラエンジニアなのでワシとはちょっと違うエンジニアの種類じゃがの
ケイタ
ケイタ
エンジニアって良く聞きますがやっぱりうつになりやすいんでしょうか?
キヨシ
キヨシ
うーむ、そうじゃな。では詳しく話していこうか
engineer-depression-reintegration
エンジニアのうつ病〜発症から回復、社会復帰まで〜 役員や同僚の存在、そして忙しさによってうつ病に。現在は町工場で勤務しています。 私は中小企業に勤め...

エンジニアはうつになりやすいのか?

私は兄弟が実際に「うつ」になり、数年間の休職を余儀なくされるところを間近で見てきました。

また、私自身もエンジニアなので(うつにはなったことはありませんが)色々とわかることがあるのでが、エンジニアという職はうつになりやすいと思います。

そう私が考える要因は3つです。

  1. そもそもエンジニアになる人の性格・気質が真面目で不器用、責任感がある。
  2. 仕事自体が少しのミスで顧客に甚大な被害を出すプレッシャーがある。
  3. エンジニアには曲者が多いゆえに人間関係の不協和に陥りやすい。

うつになりやすい性格

近年では”エンジニア”という職種、働き方が注目されてきて、文系学生であったり、営業やコンサルのような職種を志望していたような方、他業種からもエンジニアを志す方が増えてきています。

とは言っても、まだ”エンジニア”は皆さんも思い描いているタイプの方達が多いのも事実。

どちらかといえば控えめでコミュニケーションが少し苦手、不器用で真面目、そして機械が好きでエンジニアになったような方などですね。

このタイプの方達は”ストレス発散”が上手くなく、捌け口を作るのが苦手です。

また、仕事に対する責任感は高かったりするのでとてつもないプレッシャー、ストレスがたまってしまうように思えます。

それゆえに心が潰れてしまう可能性が高いのです。

うつになりやすいエンジニアの労働環境

エンジニアの仕事は企業の基幹となっているシステムを扱うことが多いので、失敗をしてしまうと多大なる損害を与えてしまいます。

「すみませんでした」だけではなかなか済みづらいクリティカルな内容のことも多く、プレッシャーが半端じゃありません。

また、納期に追われることも多く、度重なる仕様変更などにも悩まされます。

もちろん、上司やディレクターが上手くお客さんと折衝し、納期をその都度調整してくれるのであれば良いのですが、そうでない場合はデスマーチになります。

それに相成って上司の圧がきつい、理不尽な社内体制が蔓延しているなどが重なれば、もはや誰でもうつになりうる危険性を秘めていることでしょう。

どこにでも”曲者(くせもの)”はいますが、エンジニアの曲者出現率は他業種と比べても高い方だと私は肌で感じています。

私はweb系のエンジニアでしたが、インフラ系のエンジニアなどは夜間業務が発生することも多く、夜間に対応に追われることも日常的にあるのでこれもうつの原因と大きく関与してくるでしょう。

人間は夜は寝るものです。

うつ回復期間

私の兄弟は回復まで2,3年かかっています。

ググってみると数ヶ月で治るケースもあるようですが、これは個人差があり一概には言えないでしょう。

いつ治るかわからない恐怖

このうつというのは本当に厄介で、いつ治るかは予測がつきません。

また、第三者からも治っているのかどうかもよくわかりません。

それだけに周りの、特に家族の理解は絶対に必要です。

本人を焦せらせるようなことをしたり言ってはいけません。

一見、もう治っていてサボりたいだけ、怠けてるだけ、甘いだけと見られがちですが、何より本人が一番辛い思いをしています。(後述しますがこれに関して私もやらかしてしまっています。)

ですが再三言いますが、それは周りからは見えないので辛抱強く味方でいてあげることが大事です。

うつからの回復

私の兄弟のケースですが、精神科にも行かず抗うつ薬を飲んでいませんでした。

むしろ、元々面倒くさがりの性格も相成って病院さえも行くのを拒んでいたため、病院に行っていませんでした。

基本的には病院に行ける気持ちの余裕が本人にありそうならば絶対に行ってもらう方が良いと思います。

ただ、うつは本当に付き合い方が大事で、離れすぎず干渉しすぎずという本人の性格や症状と合わせてタイミングも見ながらやっていかないといけないので一筋縄ではないでしょう。

うつの人に多く共通するのが“夜型”ということです。

私の兄弟も例に漏れず起床するのは昼頃、夜は深夜までオンラインゲームをしている毎日でした。

家族も「腫れ物扱い」で、どう接したら良いかわからず悩んでいました。

ただ、暴れたり暴言を吐いたりなどはなく、性格は穏やかだったので危害を加える心配は一切なかったです。

正直、私は兄弟ということで両親ほど寛大に彼のうつに関して見守ることは当時できませんでした。

「本当にうつになっているのか?」、「ただただ根性がないだけじゃないのか?」など思ってしまったこともありました。

ただ、私が仕事に励む姿には心打たれるものがあったようで、裏で両親に「あいつは朝から晩まで本当よく頑張ってるよな・・・。」と言っていたようです。

そんな中、私がちょっとした賞を受賞することがあり、それを聞いた兄はとても嬉しそうにしていたようです。

そのあたりから就職活動を始めるようになり、少しずつ外へ出て活動するようになってきました。

ひょっとしたら勝手な都合の良い解釈ですが、私の日々の努力が彼に勇気や刺激を”適量”に与えて、また立ち上がろうと思ってくれたのかもしれません。

私は彼に何も手助け出来なかったばかりかひどいことを思ってしまったりしてたので、謝罪の意味も含めて「そうだったらいいな」、と希望的観測も含め。

うつからの回復後の復職(就職活動)

うつが発症してから2,3年が経過してからの就職活動です。

やはり懸念はありました。

その空白の2,3年をどのように履歴書に書き、面接で語れば良いのかです。

必ずその“空白の期間”は突っ込まれることは容易に想像がつきます。

正直に言うべきか、包むべきか。。と、私なら考えるところですが兄の性格上、”ちょっとの嘘でもつくことができない”ため、全て正直に答えていたようです。

案の定、就活は苦戦していました。

やはり、企業側としても現在は安定しているとはいえ、うつの既往歴がある人を雇用することには難色を示すことが多いようです。

ちなみに就職活動は転職エージェントを使わず全てハローワークを通していたようです。

また激務でうつを再発してはまずいので、残業少なめで可能な限り定時であがれることを条件に探していました。

そして、2,3ヶ月間の就職活動を経て、ようやく1社内定が決まりました。

やはり、今までに経験があるインフラ系エンジニアです。

一応他の事務などの業種も探したようですが、さすがにそれは経歴が全くないことや職歴、年齢からもひっかからなかったようです。(男性・30代で事務職というのも難しい)

うつからの復職後から現在

復職してもう4,5年は経っているでしょうか。

今でも元気に?かどうかは分かりませんが再発することなく働いています。

ですが、会社の方は割と忙しそうで、あまり無いと言われていた残業や夜勤もあるようです。

それでも黙々と淡々と通勤しているようです。

朝の満員電車がやはり辛いようですね。。

家族としてはこのまま何もなく、、というより心健やかに毎日が過ごせるように祈るばかりです。

<まとめ>エンジニアの家族がうつになって回復、復職した話

・家族の理解は絶対必要。寛容、寛大に努め、辛抱強く見守るべし。

・言葉で諭すより家族の背中で諭せることがあるのかもしれない。

・年単位に長引くこともある。絶対に焦らさず常に味方でいてあげる。

ABOUT ME
キヨシ
キヨシ
キヨシじゃよ^^ 30歳を超えてからエンジニアに転身。現在はリモートワークしながら海外と日本を行き来して自由気ままに暮らしておるよ( ^ω^ ) フォッフォッフォッ